モラトリアム最終回

超F級素人!戦慄の社畜デビュー!

 

 

ってなわけで、大学生とかいうなんの負い目を感じずに半分ニートのような生活を送れる魔法の身分が明日で失効する。明日からは社会という名の無間地獄に収監され、文字通り馬車馬のように社畜ロードを邁進しなければならない。

つい2か月前まではこんな浮かれたタイトルの記事を書いていたというのに時間というのは残酷だ。

 

本来ならば入社前日なんていうのは学生時代の思い出写真などを眺めて涙ぐんだりするのがスタンダードなはずだが、俺の写真フォルダはほぼ100%ラーメンの画像で占められた脂ぎった代物なのでそれも出来ない。

かくしてこのようにインターネッツに陰気なセンテンスを並べ立てて気持ちの整理をつけている次第である。

 

別に今更働くのが嫌だとか言う気はないのだが強いて愚痴らしきものを言うのであれば、青春をどこかに置いてきたどころかその存在すら確認できなかった事が残念でしょうがない。

 

以前大学の講義をサボって雀荘に行ったとき、トイメンのオッサンに「大人になってからでも青春なんていくらでも出来るヨ」と言われたことがあるが、昼間から雀荘で学生をカモっている歯ぬけのオッサンの言う「青春」とやらをイマイチ信用する気になれず、半ば諦めモードで今に至っている。

 

とりあえず明日は食パンでも咥えながら曲がり角を全力疾走で曲がってみようと思う。ひょっとしたらそこから新たな青春が始まるかもしれないし。