胡蝶の夢

連日の飲み会により脳みそがふやけきっている。

 

セロトニンやらドーパミンやらのはっちゃける為に必要な諸々を、宴の席でしこたま分泌しているせいか最近の昼間はひたすらに抑うつ気味だ。

 

春とかいうヒト科の発情期も近いというのに浮いた話の一つもなく、昼間っから千代に八千代にPCと睨めっこなんていうのは若者としてどうなのかって話なのだが、如何せん何もする気が湧かないのだからしようがない。

 

とはいえ、俺はあと2週間で新社会人として働き始める身。

それも経営企画部とかいう堅っ苦しい響きの部署に配属されることになったので、これまた堅っ苦しい響きの経営戦略云々の知識を、今のうちに溜め込まなければならないというのは自明の理。

 

そういうわけで溜まりに溜まった、その類の積ん読を殺して回る決意をして、お布団から漂うテンプテーションに抵抗を始めたつい最近である。

 

もう出来ることなら何も気にせず永遠に眠っていたいのだが、それが叶うのは後50年ほど先のこと。

この世界は胡蝶の夢だと自分に言い聞かせてフワリフワリと生きていくことにする。