俺は腹が弱い。
前世がヨーグルトを使った猟奇殺人を繰り返すシリアルキラーかなんかで、今その報いを受けてるんじゃないかというレベルで常に腹を壊している。
そんな俺が先日、ノロウイルスを患った。
ノロウイルスはやばいとの評判は各方面から聞いていたが、そこは日々の腹痛無間地獄の中でありとあらゆる修羅場を越えてきた俺である。かかった当初は全然余裕と思っていた。
しかし、間違っていた。
ノロウイルスは、やばい。
身を灼かれるような腹痛。
身体中のありとあらゆるところから出てくる色んなリキッド。
周りに人を寄せ付けない絶対的な感染力。
腹痛マイスターとしてはどれを取っても一級品と言わざるを得ない。
もし、ミシュランに腹痛部門があれば三つ星は確実であろう。
だが、本当にやばいのはそこではないのだ。
何がやばいって、ノロウイルスは「基本的に自然治癒しかない」というところだ。
というのも、ノロウイルスには特効薬というものがいまだ存在しないらしい。
そのため、罹患者は治るまでトイレにこもって上から下からノロウイルスを排出し続けることしかできないのだ。
かくいう俺も上水道か下水道がいつ決壊するかといった不安の中、トイレにこもってこの文章を書いている。まさに便所の落書きである。
そんなわけで退屈な日常に刺激を求める人、もっとオラ強い腹痛(やつ)と戦いてえと思っている人は是非ノロウイルスに罹患することをお勧めする。なんなら俺の家まで来てくれればフレッシュなノロウイルスを譲ることが出来るのでその際はご一報ください。
いつも以上に実の無い文章になってしまったが、ケツから実を捻り出すので精一杯(ウマい!!!!)ということで一つ、お許しいただければ幸いだ。
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