勝手に筆が走っちゃっ太郎

昔々、あるところにおじさんとおばさんが暮らしていました。


ある日、おじさんが会社へ仕事に行っている間、おばさんはAmazonでほしいものリストの中身を選択をしていました。


おばさんはほしいものリストの選別を一通り済ますと、ドンブラコ、ドンブラコとAmazon川からネットの海へと流れていきました。


しばらくそうしてタイムラインの流れなどに身を任せていると、おばさんはヘッダーに大きな壺を掲げたサイトにたどり着きました。


「おやまあ、これは大きな壺だこと。良い物が売っていたらポチって自分へのお土産にしましょ。」


そう言っておばさんが大きな壺をクリックすると中では元気のいいニートや学生、主婦などが口汚く罵りあっています。


「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」

おばさんは、ストレス発散の場を見つけられて大喜びです。


その後、おばさんの煽りスキルはすくすく成長し、やがておばさんは壺から産まれた「壺太郎」という固定ハンドルになりました。


いつも通り構ってちゃんなクソスレを乱立していると、おばさんは「悪い鬼女が暴れている」という書き込みを見つけました。


「ようし論破して退治してやろう」


そう言っておばさんはご近所から貰った岡山土産のきび団子を片手に既婚女性板へ向かいました。


道中おばさんが突発オフ板でチヤホヤされて承認欲求を満たしていると、「犬」「猿」「雉」という三匹のクソコテがネットストーカーとして付いてくることになりました。


三匹を引き連れたおばさんはついに既婚女性板にたどり着きました。


鬼女たちは特定した住所や顔写真を並べて祭りの真っ最中です。


「今北産業」

おばさんが言うと、騒動のまとめwikiのURLが貼られました。


おばさんは内容を読んで憤慨し、祭りに加わることになりました。


こうしておばさんも立派な鬼になりましたとさ。めでたしめでたし