ダイガクと就職

「この世の中では、トミを持つことこそが勝利のへ道。労ドウ者はサクシュされ、管理者たちはミツを吸う。それこそシホンシュギというものなのです。」

公務員崩れの偉そうなハゲが講釈を垂れる。なんともにつく様で。

 

次に入ってきたのは腐りかけの婆

「女性のシャカイ進出によってビョウドウな価値観が生まれます。さらにはケイザイ成長を後押しし、より良い世の中をジツゲンすることが出来るのです。」

を開けばジェンダージェンダー。参画形のメガネをグイグイ押し上げながら同じ言バを繰り返す。

 

その後に、昼メシを食べる。見た目だけは良い昼メシを。バリバリサクサク小気味の良い音を立てて食べる。しかし臭いと味は最悪だった。

 

さて、昼ネでもしようかと思った矢先に次のヤツが入ってくる。

 

「・・・であるからして・・・フィロソフィーのカン点から言えば・・・人を人たらしめるモノはドウグを使うかどうか理性をもつかどうか・・・シャカイを形セイするかどうかに・・・」

ボソボソか細い声でヤツはシャベる。しようがないからをすます。マワりもみんなミミをすます。

 

時計をミると15時になろうとしている。

次がサイゴか。オオきくノビをする。

 

「ヒトも所詮ドウブツです。ということはこの世の中もドウブツが作ったに過ぎぬのです。科学的にはカミなぞ存在しません。」

オソれるモノなぞ何もないといったヨウスで話をするショロウの男。そのゲンロンに思わずをミハる。

 

そしてヒトつのツラがデキアがる。

 

デキアがったツラがイう。

「やはりシホンシュギのヨのナカですから」

デキアがったツラがイう。

「ジョセイのシャカイシンシュツこそヨのナカをセイチョウさせます。」

デキアがったツラがイう。

「フィロソフィーのカンテンからすると、そうですね。」

デキアがったツラがイう。

「カミなぞいません。」

 

面セツカンがそれにコタえる。

「あなたの言葉には真実味がまるでない。まるで誰かの受け売りだ。一体大学では何を学んだのですか?」

 

はて、そんなコトはナラってないぞ。ワタシはコトバにツまる。

みるみるカオが青ざめる。口はトジたまま、目をミ開いて、鼻イキが荒くなり、耳は真っ赤になる。

 

私は長く、考え込んだ。自分の頭で、考え込んだ。